2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

30年後の皇位継承順位シミュレーション

皇室典範が変更されずに男系男子に皇位継承されることが堅持され、旧宮家の子孫を皇族とする特別法が施行されているとしよう。当然、傍系の継承順位1位となる皇族は決まっている。 一方、内親王であられる愛子様は旧宮家子孫の男性と結婚する可能性がある。…

地球環境は気まぐれに

欧州東部に厳しい寒波 独で氷点下34.8度、ポーランドで150人死亡 http://megalodon.jp/fish2.php?url=http://www.sankei.co.jp/news/060124/kok033.htm&date=20060124150623 今年は地球温暖化話が嘘のように寒すぎなのだが、こうしたニュースをみると…

対案【旧皇族子孫の皇籍復帰を盛り込んだ皇室典範改正法案】はいつできる?

天皇制存続を願う諸君のサイトが浅はかさを競う見本市のようになっているのを悲しく思う。誰一人、旧皇族子孫の皇籍復帰の道筋を付けることができていないことを懸念しないで、復帰を100万言唱えれば実現可能と信じているかのようだ。 私は旧皇族子孫の皇籍…

旧皇族の皇籍復帰を主張している人たちへの質問状【補足】

人様のBlog『ぼやきくっくり』でコメントしてきた内容をまとめて転載します。 1)2)有識者会議には八木秀次氏が出席され、説明資料も含めて旧皇族の皇籍復帰による男系継承が最善という主張をしましたが、説得力に欠け受け入れられませんでした。なぜかと…

旧皇族の皇籍復帰を主張している人たちへの質問状

旧皇族の皇籍復帰案は「皇室典範に関する有識者会議」でも検討されましたが却下されています。一度却下された案を再考させるためには、新事実なり新論拠なりが提示されるべきですが、お見かけしたところそうしたことがなされているようには見えません。どう…

やはり女系天皇反対派は正論小児病らしい

私は「皇位継承」または「女系天皇」の文字を含む記事をRSSで収集している。毎日かならず新しい記事がある。そのほとんどが女系天皇反対だ。誰かが言い出すと皆同じようなことを言い出すから、いまや金太郎飴状態である。 「徳仁天皇になれば秋篠宮が立太子す…

『正論』小児病

いまでは死語と化したが、現実を無視し、物事を観念的、公式的に主張する連中のことを左翼小児病と言う。あのレーニンが唱えてから歴史上は過激な跳ね上がり分子のことを指すのが決まり相場である。どうも「観念的、公式的な主張」と「過激な跳ね上がり分子…

皇位継承順位について

前に、『傍系継承は現代にそぐわない』で論じたことだが、あいかわらず、次のようないちゃもんがなされている。リンクすることはしないが、こうした主張の記事にお目にかかったなら、私の意見と比較してみていただきたい。 皇室典範改正によって、秋篠宮様は…

ファクトへのこだわり――中西準子『環境リスク学』

中西準子は日本の環境工学を思想闘争の場から引き上げて正しい針路へ導いている第一人者である。この方の言にしたがえば、事実からあらゆる思想的な言葉を削ぎ取ることが大事なのだが、私にはなかなか実行できない。ついイデオロギーに依存して論を展開して…

良いデータと悪いデータ

今月の議論は『なぜ競馬に必勝法がないのか』のつもりでいるのだが、反響ゼロですので一度締め括ろうと思う。 Googleで「天皇」を検索すると273万件、話題の「女系天皇」で絞って30万7千件、「皇位継承問題」で13万7千件であった(私の記事は106件目に拾われ…

皇位継承問題アンケートを『はてな』で実施してみました。

日時2006年1月11日(水)午前9:18〜11:20 対象:女性93人(年齢限定なしだが、おそらく24時間ネット接続の環境にある女性) 愛子様の子供が天皇に即位すると、史上初、天皇の父親が民間人と… - 人力検索はてな 女性皇族も、その子供も天皇になれるように皇室…

天皇の権威はなぜ守られるようになったか

1.科学と主義の区別ができていない論争 皇位継承問題に付随した「神武天皇のY染色体」論議への反応は興味深いものがあった。一つは学究的なはずの人にイデオロギー的な反応が見られたことである。事実の部分と意見の部分を区別して論じるべきなのはいうま…

NHKの受信料不払い問題

私はかなりの活字中毒である。外出したときはたいがい本屋に寄っている。パチンコはやらない。新聞は隅から隅まで読むほうである。テレビはニュースとスポーツ中継は見るが、それ以外は撮りだめしてあとからCMを飛ばして見ている。 そんな私に異変が起きた…

 競馬の楽しみ

競馬の楽しみは、馬券を買う楽しみに負うところが大きい。しかし、毎月毎年負け越しでは競馬の楽しみは限りなくゼロに低下するだろう。競馬には「レースを読む」というゲームとしての側面がある。マージャン、ポーカー、将棋、読みを競うゲームはすべて賭け…

 競馬の『必勝法』のパラドックス

競馬の『必勝法』なるものは、それが必勝法であることが明らかであればあるほど、必勝法でなくなってしまう。だから、世に出ない隠れた『必勝法』があるに違いないと信じる人もいるだろう。そんなものはないのである。1節の回収率110%が約束された必勝法が…

 失敗を外的な原因で説明する傾向について

私たちが我田引水的な信念をもってしまうのは、自尊心を保持したいなどの重要な心理学的な欲求や動機を満足させる必要があるためと解釈できるが、完全に理性的な人でも、成功を内的な原因で説明し、失敗を外的な原因で説明する傾向について、自尊的欲求の要…

『競馬で儲かった』はテクかツキか

「必勝法不可能論」に対抗できるのは「競馬には絶対真理がある」とする立場だけであろう。つまり、「よほど不運な要因が入りこまないかぎり、勝つ馬は決まっている。それがわからないのは我々が未熟だからだ。絶対真理を極めることができれば、1着馬はおろか2着…

 勝馬推理に重要なのは何か(2)

総合評価でポイント付けして、勝馬がわかればどんなによいだろう。先に26のファクターをあげたが、これらすべてを多変量解析で評価することが可能だろうか。可能だとして実用になりうるだろうか。おそらく、これらの要素は常に重要なのではなく、レースによ…

的中率と回収率の二律背反

競馬ファンは、自分のやり方が自分の知っているかぎりで一番いいやり方だと思っている。 地方競馬でよく見かけることだが、セミプロを自称するファンは締切り直前までオッズの動きを見ている。どうしてかというと、狙い目のオッズが下がるのを待っているので…

 自分のやり方が一番いいやり方だ

信じたいと思うことがらを信じることができるのは、それに必要な証拠を十分に集めることができたときだけである。こうした点に関して言えば、人は一般に自分が客観的であると思っているということは示唆的である。しかしながら、ここで考えている客観的とい…

 勝馬推理に重要なのは何か(1)

勝馬推理に欠かせないのはデータの取捨選択である。成績表、調教データ、厩舎や調教師のコメント、専門家の予想などその他データも多彩を極める。GⅠレースともなると出目や占いまででてくる。要は馬の能力に関する正確な評価ができればよいわけだ。 では、…

予想法から必勝法は開発できない

ここで競馬必勝法を「トータルで収支プラスになる、実技を含む勝馬発見の方法」と定義する。 競馬を何度かやったことのある人なら、次のようなことを言ったり、聞かされたりするのではないだろうか。これらはすべてまちがいである。 オッズを見て買い目を変…

 予想が外れたギャンブラーは

予想が外れたギャンブラーは、その原因をアンラッキーのせいにするなど、自分ではどうにもならない要因のせいであると考えるのに対し、予想を的中させたギャンブラーは、それがたまたまラッキーだったためかもしれないとはめったに考えない。 この研究は、ギ…

控除率25%の秘密

中央競馬の控除率は25%だから、友人4人で競馬場に行ったときに、1人が負ければ、残りの3人はトントンで終わるし、もし2人が負ければ残り2人はまちがいなく儲かることになる。 これは競馬のハウツー本からの簡略な引用なのだが、つまり「俺がこんなに負…

 鋭明な英国人の述懐

勝負に勝った時、私はあたかもチェスで巧い手を使ったかのように、われながら自分は抜け目のないヤツだとなかば思いこみながら、結局すっかり負けてしまうまで賭けを続けていた。もちろん賭けで儲けられるなどというのはまったくの錯覚だった。わかっていた…

[天皇関連記事]を追加しました。

昭和天皇の戦争責任 大西邦敏教授(比較憲法学)の君主論 を追加しました。

タバコで増税、競馬で増税、増収になるのはどっちか

まず、たばこはどうか。

大博打で大損する理由

私は、あまり競馬をやらない。去年はダービーと有馬記念だけだった。若い頃に懸命に必勝法を研究したことがある。苦吟辛苦して得た結論が「競馬で儲けるのは不可能」であった。それ以来夢中になったためしがない。これまで競馬で散々な思いをしている人は、…

『なぜ競馬に必勝法がないのか』

数学の歴史を見ると、角の三等分にせよ、平行線の公理の証明にせよ、5次方程式の代数的解法にせよ、何百年以上も研究されて解けなかった難問は、すべて最後には「不可能」であることが証明されて、けりがついている。 ……世界中の専門家がよってたかって研究…