皇位継承問題アンケートを『はてな』で実施してみました。

日時2006年1月11日(水)午前9:18〜11:20
対象:女性93人(年齢限定なしだが、おそらく24時間ネット接続の環境にある女性)

愛子様の子供が天皇に即位すると、史上初、天皇の父親が民間人と… - 人力検索はてな

  1. 女性皇族も、その子供も天皇になれるように皇室典範を変えるべき。結婚相手が民間人の男性でもやむをえない。(52)
  2. 女性皇族も、その子供も天皇になれるように皇室典範を変えるべき。結婚相手は元皇族の男性が望ましい。(11)
  3. 皇統の伝統を守り、旧皇族の男性子孫でも皇位継承できるように皇室典範を変えるべき。(10)
  4. 一夫一妻制では男系継承を続けることは難しいので象徴天皇制をやめてもよい。(18)
  5. その他(14)

アンケート結果を見ると、『女系天皇反対派』はすこぶる不利な形勢です。一般的に『難問』へのアンケートは無理があり、それぞれの立場の意見を10分間なりでも聞いてもらってから回答してもらうのが納得できるやり方なのでしょうが、これまで言われてきた「女性天皇女系天皇の違いがわからないまま回答している」という不満には答えることができたのではないでしょうか。
昨年11月に「皇位継承に関する有識者会議報告書」が提出されてから新聞で、あるいは週刊誌、月刊誌で取り上げられることが多くなり、ネットは議論が沸騰している状態ですから、このアンケートへの回答は十分に問題を熟知したうえでの回答に近いかもしれません。
「どうしてこの正論が通じないのか」と嘆くのではなく、「なぜ少数意見でしかないのか」を自戒していただきたいです自戒したいと思います


アンケートの趣旨と反省

  • 女系天皇という紛らわしい言葉を使わないで、皇位継承問題へのアンケートを試みました。
  • 回答の途中経過を非公開にするか公開するかで集計結果が異なるかもしれません。今回は途中経過を公開しています。日本人は他人の意見を聞いてから自分の意見を決めることが多いと思うので、この形式のほうが世論の推移を見るのに適していると判断しました。
  • 今回は平日の午前で対象が女性ということで、専業主婦層の意見がかなり反映されていると思います。皇位継承問題をネットで意見している人は男性が多いので、それとは違う層の意見を知りたいということが目的になっています。
  • 「複数選択不可」の断り書きを入れ忘れ、100名に達する前に質問が打ち切られてしまいました(回答数合計は105)。また1と2は内容的に同じ選択肢なので、1の選択肢は「やむをえない」ではなく、「結婚相手は民間人の男性のほうがよい」にすべきでした。失敗しました。
  • 回答総数が100程度では意味ないですから回答者の年齢や職業などの分析は一切行っていません。単一アンケートの場合でも300以上は必要なところですが、今回はテストケースのつもりで実施しています。私は次を予定していないので、どなたかに再度アンケートをしていただけたいです。
  • 『その他』回答は想像するしかありませんが、東宮家や秋篠宮家に皇子誕生を期待している、側室や養子といった方法を支持している、いまだ思案中、といったことでしょうか。あるいは選択肢への疑問で、たとえば1の選択肢が「結婚相手が民間人の男性でもやむをえない」ではなく「結婚相手が民間人の男性でもよい」とか「結婚相手は民間人の男性のほうがよい」とかだったら1に投票していたという人もいたことでしょう。