2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

3.男系継承は皇室の選択に任せるべき

男系継承は必要か 「この設問自体おかしい、男系継承は皇室の伝統であって、必要か否かの問題ではない」という反論があるかもしれない。しかし、「男系継承の伝統を守るために旧宮家の復活を」という主張となると、伝統論では済まなくなっている。なぜなら、…

2.皇族による世襲は守らねばならない

皇族は天皇の5世孫以内 象徴天皇は生まれながらの皇族の血統でなければならない つまり①皇族の子(天皇の5世以内の子孫)として生まれ、②皇室で育ち、③一度も民間人になったことがない人間だけが天皇になれる資格がある。 皇統は一系にして分つべからず。天…

1.「国民との紐帯」としての天皇&天皇制

政治家でないものが君臨する意義 明治政府が日本国を対外的に独立した統一国家として樹立するために腐心したのは、国の中心をどうするかという問題であった。欧米の民主主義国に倣って政党政治を国家運営の基盤にすることは決まっていたが、政党政治に国家の…

天皇の資格条件

やや下火になった感のある皇室典範改正論議であるが、この問題の重要性、緊急性はいささかも失われていない。最大の危惧は「皇族がいなくなるかもしれない」という惧れである。また皇室は、「男系」「結婚」「終身」といった大きなリスクに晒されている。こ…