勝馬推理に重要なのは何か(1)
勝馬推理に欠かせないのはデータの取捨選択である。成績表、調教データ、厩舎や調教師のコメント、専門家の予想などその他データも多彩を極める。GⅠレースともなると出目や占いまででてくる。要は馬の能力に関する正確な評価ができればよいわけだ。
では、勝馬推理に何が重要なのか。
持ち時計 | 走破タイム | 上がりタイム | 着順 | 着差 | 人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | クラス | 獲得賞金 | 枠順 | 脚質 | 展開推理 | 距離適性 | コース適性 | 血統 | 馬体重 | 馬体重の増減 | 騎手 | 斤量(ハンディ) | 厩舎 | 調教タイム | ローテーション | パドックでの馬の調子 | 馬場状態と馬の適性 |
など数え上げてみると26のファクターがある。
これら数多いファクターのなかで重要なのはこれだといえるものがあるのだろうか。それともTPOで器用に使い分けて、このレースは末脚勝負で決まり、このレースは血統で決まり、などど言い当てることが可能なのだろうか。レースの結果を知って、よく考えれば買えない馬券ではなかったと思うこともあれば、どう考えても買える理由が見つからないレースもある。つまり外したレースには2種類あって、いわば後付理由の付くレースとどうにも付かないレース(競馬の読みの限界を知らされるレース)があることになる。おろかなのは、そのたびに読みを変えてしまうことである。要は、競馬は当たるときもあれば外れるときもある。自分のやり方がトータルでプラスになっていれば、そのやり方にまちがいはないはずだという信念をもつことが大事なのである。