2005-12-07から1日間の記事一覧

 昭和天皇の戦争責任

わたしの国民はわたしが非常に好きである。わたしを好いているからこそ、もしわたしが戦争に反対したり、平和の努力をやったりしたならば、国民はわたしを精神病院か何かに入れて戦争が終わるまで、そこに押し込めておいたにちがいない。 また、国民がわたし…

無題

今月ブログを始めたばかり。作法も紙面づくりも分からないことだらけです。とりあえず保存したいので書き上げたところまで投稿して、翌日編集しまくっています。もう一度最初から一瞥していただけると嬉しいです。 今日からは下書きをしてから投稿します。意…

 常識では考えられなかった地方巡幸

日本天皇の特質を知る上で、はるかに大切なのは中世史である。日本の中世史が意義深いのは、長い時間をかけて天皇を権威だけの存在として残し、実務権力のほうは幕府が担うという世界でまれに見る、特異な「権・権分離」の政治体制を作り上げたからである。 …

昭和天皇から受けた感動

昭和天皇が崩御され、テレビが追悼番組一色になっていたとき、私は敗戦後の天皇が全国を巡幸する様子を撮った記録映画を食い入るように見つめていた。群衆の前に命を投げ出すかのように、まったく無防備な天皇がいた。のちに公開された『昭和天皇独白録 (文…