トーマス・ボッブの市民社会論

市民社会は万人に対する万人の闘争である。この戦争状態をやめなければ、やがて共倒れになって、全員没落、死滅に至る。だから人間たちは、一定のルール(法)の下に国家権力の裁定を背にして競争する必要がある。この権力のナンバーワンは、国家の成員たちの多数意志によって決まるが、成員たちの多数意向が変化すれば、交代を余儀なくされる。